ザルツブルク                  ホーエンザルツブルク城

 世界遺産・ザルツブルクはオーストリアの古都で、中世のたたずまいを
そのまま残した
旧市街には、楽聖モーツアルトの生家がていねいに保存されていて、
一年中観光客が詰めかけるヨーロッパでも有数の観光地です。


 古くから伝統的なクリスマス・マーケットが開かれているこの町を、私たちの
ツアーの最初の訪問地にしました。

旧市街のゲトライデ通り モーツアルトの生家

 旧市街のメインストリート・ゲトライデ通りは、凝った作りの鉄の看板が名物です。 
ひと目で何の店か分かるこの鉄製のいろんな看板を
を見るだけで飽きないほどで、
この通りの商店はその伝統と看板のセンスを競っています。

この繁華街のほぼ中央に、楽聖モーツアルトの生家があり、今は博物館として

世界中から見学に訪れる人が後を断ちません。

 2005年は特にモーツアルトの生誕250年と言うことで、一年中モーツアルトの
コンサートや展覧会が計画されていて、誕生日の1月27日から「モーツアルト・イヤー」が
始まり,この街はもとより、国を挙げてモーツアルト一色になっていました。

 古くから塩の集積地として栄えた
商都ザルツブルクはまた、
一国の国王にも勝る絶大な権力を持つ
ローマ・カトリックの大司教が支配する
都市として発展してきました。

 この町のクリスマス・マーケットは
教会や大司教の邸宅前の広場を会場に
大小さまざまな形で開かれています。
 ヨーロッパのクリスマス・マーケットは、
日本の「歳の市」にも似て、クリスマスに
関するものは何でも売られています。


 クリスマス・ツリーはもとより、
天使や木馬、星などツリーの
デコレーションやケーキやクッキーなど
ここのマーケットで何でもそろいます。



 こうした中で、いつも客足が
途絶えないのが、グリュー・ヴァイン
(ホット・ワイン)を飲ませる
スタンドです。

寒い国の屋外のイベントだけに、
熱いワインを飲んで、凍てつく
外気に白い息をはいて暖まるお店は、
どこでも大人気です。



 9世紀にオープンして、現存する
レストランの中で世界最古といわれる
このペーター教会のレストランでも、
中庭にはクリスマスの曲を
聞きながら、
ホット・ワインを飲む人たちで
あふれていました。